Day15▶︎下手でもスペイン語はできたほうがいい!

投稿日:
Pocket

15日目(2014年9月15日)
Hontanas-Castorjiriz(10キロ歩行)

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-06-12-49-51

朝、かなりの雨。
空ではカミナリもゴロゴロ。
予報は一週間、雨。

初めての試練の予感。

雨だ。

雨の中を歩くのか!
いよいよ試練だ!

132_15566728466_o

と思ったら・・・

外にでたら、雨は小康状態になっており、あらー、なんだか気持ちよい。

道端のタイム(ハーブ)にストックが当たると素晴らしい香りがして、なんだかビストロにいるみたいだし、木のヤブからは、馬がブルブルと鼻をならす音が聞こえるし。

133_15587757041_o

おまけに…晴れたし。

143_15404319548_o
写真では見えないとおもいますが虹もでた。

こんな中を歩く私が口ずさむのは
こちら。

 

139_15403808569_o

 

カテドラルで聴いてからこの曲がずっとリフレインしています。

そんなこんなで、気持ちよく歩き、あっと言う間に、本日の目的地に到着。

でも、まだ9時。
そりゃ、早すぎる。

image_15406024140_o

オスタルのおじさんもビックリで、コイツ誰?何しにきた?状態。しかもスペイン語オンリー。

仕方なく50個くらいしかないスペイン語のボキャブラリーを現在形だけで駆使して、なんとか理解してもらい、チェックインタイムの12時まで待つことに。

image_15406028250_o

こういう場面に遭遇するたびに、へたくそでもスペイン語を勉強しておいて良かったと思う。

怖そうななおじさんも、私がスペイン語を勉強してまだ一ヶ月だと知ると、優しくなり、急いで掃除してるから、もう少し待てとか、お菓子をだしてくれたりする。

image_15591568285_o
こんな1軒屋にオンリーアローン。

ところで、サンチャゴ巡礼に来ている人の二割くらい←感覚値。はスペイン語がまったく出来ない様子。日本人含め諸外国の人も。

でも、そんなに困った様子がない!
堂々と自国語で、話したおす。

先日のアルベルゲでの出来事。

先に紹介した日本人で末期癌のおじさん←見た目はとてもお元気。が、アルベルゲがコンプリト(満室)になった直後に到着。

103_15402053128_o

たまたまその場にいて、既に自分のベッドを確保していた同じく日本人のMさん(会話は英単語で押し通す人)がとっさにオーナーに言い放ったのは、

「彼は、俺のブラザーだっ!」(He is my brother!(以上))

コンプリトなのに、なぜか、彼のベッドを確保してしまった。

15401907257_a698811b3d_k

この強気の交渉力。

言葉を使って、泣き落とすとか、言い訳とか、説明力だけではないんだなぁ、と、つくづく思った。

このMさんは、オリジナルのコミニュケーション力でアルゼンチン人やフレンチなど多様な国の人と「話」をしている。私にも、その技を伝授して欲しい!と思いながら、性格的には地道にお勉強するしかないなぁ、と思う今日この頃です。

明日もメセタの大地を歩きます。

image_15592437792_o

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です