Day39▶︎仲良くなる秘訣。

投稿日:
Pocket

39日目(ゴール前日:2014年10月9日)
Arzua→O Pedrouzo(19キロ歩行)

スクリーンショット 2016-08-23 8.33.50

今日も雨。

1959632_389712887843968_5049534330726668272_n
雨でもカンカン照りでも歩くのは楽しいのだ。これを「ペリグリーノ・ハイ」と言わずなんという?

朝は晴れたが、途中でまたも土砂降りに。明日は栄えあるゴールの日なので晴れますように。せめて雨ではありませんように。

-890_15400434017_o
この辺りになってくると乳牛が登場してきて、チーズが食べられるようになる。

今日のカミーノでは仲良くなったカナダ人夫婦のパッツィとジョンと、明日のゴールはどのようにすべきかを相談。更には、夫婦円満の秘訣やら、二人の馴れ初めなどを聞いて楽しかった。

IMG_7382_2.jpg
アルスーア・ウジョア(”おっぱい”という意味)。サンザシのジャムをつけて食べる。夢にでてくるほど、おいしい!帰国後、ダナちゃんがチーズをスペインから輸入、マルちゃんはサンザシでジャムを作ってくれました。

このカミーノでは、数え切れないペリグリーノと仲良くなった。コミュニケーション上手だなぁと思うペリグリーノが何人もいたので、その後は、私も真似っこしてる。私に話しかけてくる外国人の中に、
アリガト
トキョ(東京)
コニチハ

などなど、知ってる日本の単語を使って話かけてくる人がいる。

IMG_6677_2.jpg
私の左隣のスペイン人「ヘスース」もコミュニケーション上手。くしゃみをするふりをしながら、「ぼくの名前はね・・・へ、へ、”ヘスース!”」。なので、私も真似をして、ものを投げる仕草をしながら「Me llamo     “TOMO”!」とやる。TOMA(とま)はスペイン語で”餌をやる”という意味。これで、一発で覚えてくれた。

カミーノ以前の私は、こう言われたら、日本ってそんな印象なのね・・・と苦笑いしながらも「おー!すごいね!日本に来たことあるの?」などと笑顔で返事をしておりました。。

これをやる。

何語が通じるか、わからないので、とりあえずスペイン語で「どこから来たの?」

相手が、

オーストリアだよ、と答えたなら「モーツァルト!」
スゥエーデンだったら「IKEA!」
デンマークだったら「アンデルセン!」
ニュージーランドだったら「羊!」

・・・

かつての私の心にあったつっこみがその人にも去来するようでだいたい苦笑される。

でも、その後に…

IKEAではさー、ミートボールにジャムが付いてくるよね、家でもやるの?

ふむふむ。えー、そうなんだ。ガハガハ、と話が続く。スペイン語圏の人とは、私の語学力では、かなり難易度は高いが、相手次第でなんとか。英語圏の人であれば、そこそこ楽しめて仲良くなれる。

ちなみに、IKEAのミートボールに付けてるのは「ジャム」ではないそうだ。パンに付ける「ジャム」とは作り方がちょっと異なり、コンソメやスパイスなどの料理系のスパイスが入ってるそうだ。以上、音楽家になるか医者になるか迷ってるスゥエーデン人のアクセル君情報。

最強は、言葉が通じないのにコミュニケーションしてる人達。

これは、私には難易度が高い。

カナダ人のケイトは英語ができない日本人のスカイさんと二日間も一緒にカミーノしていた。

-936_15587188422_o
スペインではフォークはケーキに突き刺さって出される。出されるたびにギョッとした。

びっくりして、どうやってコミュニケーションしてるの?とケイトに聞くと、んー、身振り手振り?
絵を描いたりとか?えへへへ。

・・

私にはマネできない…。

ちなみに私がペリグリーノの出身地から何も言えなかった国は以下。

エクアドル
ベルギー

まず、地図が思い出せない。

そういう場合は、

無知でごめんなさい。えーっと、どこにあるんでしたけ?と聞く。

相手にもよるが、この後の話がなかなか続かない。多分、場所も知らないんだから、話をしても無駄とかと思われてしまうのかしら・・ね。
明日はいよいよゴール。

いくぜ、ファイナル・ウォーク!