36日目(2014年10月7日)
Sarria→Portmarin:21km
本日から元同僚のダナちゃんとのカミーノが始まる。
そして、ここから栄光の”ラスト100キロ”が始まる!
いえーい!
彼女は、数日前に3日だけ一緒にカミーノをして帰国した夫同様に、
わー!
スッテキー!
写真撮っていい?
とテンションが高い。
しかし、本日のカミーノから、かなり様相が異なっている。
ここサリアは巡礼証明書がもらえるラスト100キロの場所なので、ここから歩き始めるペリグリーノがドカーンと増えるのだ。
感覚的には7、8倍。

前後に誰もいない…ということは、これからはなくなるのだろう。そう思うとチト寂しい。
ペリグリーノビギナーはテンションは高い。ダナちゃんを見てるとわかる。
しかし、先輩ペリグリーノのテンションも高い。

ラスト100キロのモホン(案内の石碑)の前では、写真を撮り合って「お前は、よくやった!」「お前もな!」と言いあってる。

そんな、ダナちゃんの初日の感想。
- 「アナタ、こんないいこと、していたの!」→facebookにアップしてる通りだってばさ。
- 「(歩いた後)思ったより、大変だった。」→ムフフ。そうだろ、そうだろ?もっと褒めれ。
- 「(スープ・デ・ポワソンを飲んで)こりゃ、たまらんね」→でしょ、でしょ、でしょ!

ダナちゃんは私があんなにうるさく言ったにもかかわらず、なんとハードカバーの本とPCを持参。ゆえにリュックサックの重量は10㎏を超えている。ちなみに私は7㎏もない。

米袋を担いで登るダナちゃん。重いよ、そりゃ。しかも気を使うPCを担いでカミーノなんて。
遊びでも仕事をする。両方頑張る!と決めたアナタはえらい!アナタがいれば会社は安泰だ。自分中心に考える人(私)と仕事中心に考える人(ダナちゃん)・・・10年後、20年後は何が違っててくるのだろう?
ダナちゃんは翌日からキャリーサービスでデカイ荷物を次の宿に送る手はずを整え、PCだけ抱えてカミーノすること。

荷物の発送手続きをするダナちゃんのそばにいたペリグリーノ仲間のジョンとパッツィ夫妻。
パッツィも荷物はキャリーサービスを使っていたので、私とジョンは「金で物事を解決するあなた達は、エセ・ペリグリーノである」と言い、二人からは「あなた達はロバだ。このご時世、もっとスマートに生きたほうがいいわよ。」と言い合う。
国や年齢が違っても、言いたいことをズケズケ言えて、ゲラゲラ笑って楽しいなぁ。
