Day21▶︎尊重されるペリグリーノ

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21日目(2014年9月21日)
El Brugo Ranero-Mansilla de las Mulas(19キロ歩行)

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今日のアミーガは昨日のアルベルゲで仲良くなったアヤちゃん。

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彼女は、サンチャゴ巡礼で出会う最初の難関であるピレネー山脈を重過ぎる荷物とともに泣きながら登ったり、巡礼の映画撮影をしてたドイツ映画にエキストラで出演したり、警察ざたを起こしたり←本人のせいでない。ネタに事欠かない持ち主。

誰にでも笑顔で話かけ、相手が求めてる事が感覚でわかり、しかもとても愛嬌がある。

10年前までは海外旅行においては敢えて日本人を避けてきた。でも、品のないオーストラリアのおばちゃんと魅力的な日本人なら後者がいいに決まってる。国籍を気にしないふりして、一番気にしてたのはワタシなのかも。

と言うわけで、ガールズトーク炸裂な楽しいカミーノになった。

ところで、このスペインでペリグリーノはリスペクトされる特別な存在だ。

深夜とも言える早朝に酔っ払いが残る街を歩いていても、ほとんど絡まれることはない。

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ペリグリーノが迷わないようにと、至るところに、サンチャゴまでの道標があり(地図がなくても)よほどの事がない限り迷子にはならない。写真あり。

警察もカミーノを巡回してゆるーく監視してくれてる。

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市民はペリグリーノを見ると「ブエン カミーノ!(良い巡礼を!)」と声をかけてくれる。

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ホテル、カテドラル、美術館などの有料施設はペリグリーノ価格を設定してあり、通常の半額。5-10ユーロの公営の格安アルベルゲにはペリグリーノしか泊まれないし、食事もペリグリー向けの一人用の格安定食(10ユーロ)が用意されている。

本日はトラの縫いぐるみを抱えてドレスをきた「おねえやん」ペリグリーノにも会った。

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医者、エンジニア、book keeper、先生、学生、アーティストなど様々な職種に様々な国籍なので「不勉強ですんません」、と前置きをしていろいろな質問ができる。

さて、明日はいよいよ夫がはるばる日本からやってくる。たどりつけるか、大変心配な妻である。

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この日、泊まったファンシーな宿。