22日目(2014年9月22日)
Mansilla de las Mulas-Leon(20キロ歩行)
今日のカミーノはアスファルト道路の側道を車に気をつけながら歩くと言うもの。しかも雨だから暗い。
知っていたらバスに乗ってたのにと思いながら すっかり仲良くなったアヤちゃんと再びガールズトーク炸裂のカミーノ。
途中のカフェではエネルギー補給と称してスイーツタイム。持ち寄りのお菓子を分け合ってワイワイ。
その後、大都市レオンに到着。
カテドラルの写真を撮ったり、モチージョを食べたり、このハムとワインはサイコー!とか言っているが、じつは、朝から真夜中に到着予定の夫のことが心配でたまらない。特にマドリッドからレオンまでのバス(五時間かかる)にちゃんと乗れるかどうか。
案の定、夫はマドリッドでビールとか飲んでる写真とか、いまがまさに出発時間なのに、バスは一時間遅れるみたいだよ、←他のバスの時間を見てる。とかを呑気にラインで言ってくる。
まずスタッフに確認して、早くバスに乗れ、乗るのだ!もうバスの時間だぞ。
…
乗った( ̄(工) ̄)
↑
夫からのライン・・・。
神様、仏様、この呑気な夫をどうか私が待っているレオンまでお運びください。
到着まであと二時間。心配すぎるので、寝ます。
そういえば・・母から「題名なし」のメールがきました。
邦題「わたしを泣かせてください」
この曲は 1711年のオペラ《リナルド》のアリアです。過酷な運命に涙し、自由に憧れることをお許しください。わたしの苦しみに対する憐れみだけによって、苦悩がこの鎖を打ちこわしてくれますようにこの前に叙唱があります。
あまりにきれいな曲だったので、わたしも最初に歌った歌です。
母より
うおー!自由に憧れる歌だったのか!こんなに自由奔放に生きてる私なのに。今の私にふさわしくないんじゃない?思いつつ、今日も口づさんでいます。
もう少し詳しい訳はこちら。
Lascia ch’io pianga mia cruda sorte
過酷な運命に涙し、
e che sospiri la liberta.
自由に憧れることをお許しください。
Il duolo infranga queste ritorte
私の苦しみに対する憐れみだけによって、
de’miei martiri sol per pieta.
苦悩がこの鎖を打ち毀してくれますように。